先般団体交渉を行いました。コロナ過で日程調整が難航し、その間に緊急提言を行ったため、多少申入書と議案を変更しての実施となりました。
●日時 2021年8月18日(月)
●参加者
組合:帆足、佐藤、石川
会社:安原氏(本社)、世田谷・羽田各営業所所長
1.団交の進め方について
【組合】
メール・ZOOM・録画の活用を提案。
直近での他社の裁判で団交録画における判決が下されたことを説明。
【会社】
判例を調べてから回答する。
2.会社の回答 5/14回答 (5/21回答ではなく)について
・「現行の感染対策の徹底および新規施策を逐次施したうえで、輸送の確保にあたります。」
・コロナの改善対策
今やっていること、今後やること。
ミラクルガード
HPでは、決済パッドが2つあるが、実際は1こしかない。
今、東雲の3台でテスト中。これがOKになれば、コンビニと同じように、お客様と非接触で対応できるようになる。
殺菌
全社で、完了した。
【組合】
窓開けについて
乗務員へは徹底しているが、お客様に宣伝して欲しいと要求。
(*)バスは、運転手とお客様を分離し、お客も対応できるようになっているが、タクシーはそこまできない。
大手4社で、国土交通省に申し入れたらと提案。
文書管理できていないことについて追及。
だからメールで文書交換していれば、こんなことにはならないと提言した。
3.休業要請について
【会社】
現状の売上では会社として、大変だから対応できない。
【組合】
官報は、貸借対照表の概略でしかない。これでは会社状況は不明。
【組合】
官報だから、完璧だと思っていたが、これでは、わからないので損益計算書、貸借対照表などの財務諸表の提出を要求した。
【会社】
持ち帰り検討
売り上げゼロ 雇用調整助成金がでるが、
(*)雇用調整助成金 13500円 9/10
(以前 15000円 10/10)
人件費を払い、必要経費を差し引けば、赤字になるのは明らか。
*会社は、この説明で十分と考えているようだった。
・休業体制の必要性について
【組合】
①売り上げが、伸びない。
②コロナ危機から身を守る選択として。
【会社】
①について
売り上げは、かなり上がっている。
最初の休業の時の2倍くらいになっている。
だから、働いた方が給料もらえるようになっていると思うが・・・。
②について
感染率は、インフルエンザでもそうだったが、東京都の割合と同じ。
動きをしている。タクシーだから、危険という事ではない。
(*)濃厚接触者
kmは、そこまでも、するのかと言うくらいちゃんと対応している。
4.休業させる条件について
【組合】
一律ではなく売上の低い人と売上が激減している人を対象にしてはどうかと提案。
【会社】
・売り上げ上がらない人、コロナ危機回避の場合ということと、矛盾することになりますよね。
・この条件だと、3割減っているから休業OK。
2割しか減ってないから、休業NG。という事になると、トラブルの原因になるのではないか?
・会社は、休業をお願いするときは、一律でお願いします。
5.コロナワクチン接種による体調悪化の時の有休問題について
【組合】
こういう場合は、公出との切り替え抜きで、有給を付与すべきと主張。
【会社】
ワクチン接種で、体調を悪化させたのかの判断の基準は、どうするのか?との理由から、通常の有休付与と同じにする。
6.有給休暇の金額計算について
【組合】
対象月を休業補償の対象月と同様に計算する旨を要求。
【会社】
対応できない。
7.オリンピックについて
【会社】
必要経費は、オリンピック組織委員会から支払われる。
【組合】
売り上げ相当分の47500円が、支払われるが、通常の足切り。
会社は設けているのでは?
【会社】
現場管理で多くの班長を使用。
その分の経費は当社負担となり・・・←これは、想定外。
しかし、日本交通の現場管理は不評だったが、当社は評判を上げた。
8.責日問題について
【組合】
1ヶ月22日 4ヶ月で88日 出勤しなければ、次のナイトは、ないという規制。有休1日使ったら、その分を働いて、責日を確保しなければならないという規制。
こういう規制は、労基法違反なので、そういう規制は、文章化されていない。
こういう話は、2~3年前まで、世田谷で厳重に運用されていた。
これが、事実である。
【会社】
責日問題は、誰をナイトにするかどうかの判断の材料でしかない。