会社より文面の変更依頼がありましたので、文面を変更しました。
「未収金を乗務員が立て替える制度は廃止」
➡「未収金を乗務員給与から控除する事は撤廃」
への変更です。
「これまでの取り組み」カテゴリーアーカイブ
会社が明言!未収金を乗務員が立て替える制度は廃止!!
昨年の秋口より会社側と未収金の乗務員立て替えに関して協議を行い、労基法違反の可能性が高いので制度廃止を要求してきました。
別紙議事録の通り、2025年4月24日(木)の協議におきまして、会社側は6月度(5/18~)より、この制度を廃止すると回答しました。
当組合は、遡っての返金を要求しましたが、会社は検討するとの回答でした。
当組合は、労基法に規定されているように、3年間遡っての返金を要求します。
未収金の乗務員立て替えに関する協議議事概要
実施日:2025年4月24日(木)
出席者
会社側:本社・安原氏、小倉氏、池氏、T2金子社長、安藤所長
当組合:帆足、荒川、谷川、石川(上部団体・首都圏なかまユニオン)
【会社】
未収金立て替えにおける給与天引きは今後行いわない方向で考えている。
現在どのような確認作業が良いのかを見極める為、一部で実証実験を行っており、完了次第全乗務員に公表する予定。
また、一部営業所ではすでに終了点呼の際に、納金簿の本人未収項目を使用しないようにしている。
【組合】
現状では未収金発生の処理が適正かどうかは、ドラレコ等で確認をできるはずなので、終了点呼の際に、納金簿の本人未収項目を使用しないように今月からでも直ぐに全社で実施をお願いします。
【会社】
今は月次の途中なので、6月度(5月18日~)から実施します。
【組合】
立て替え分がいまだに返金されていない乗務員もいると思います。
さかのぼって調査の上、乗務員に返金して下さい。
【会社】
検討します。
以上
未収金の乗務員立て替え問題とは
乗務員:板橋営業所所属の全労組合員
乗車時間:2024年7月30日(火)5:00-6:59
乗車区間:港区西麻布-海老名市上郷
(横浜市神奈川区羽沢町経由)
運 賃:22720円(運賃21870円+ETC料金850円)
概 要:
クレジットカード決済がエラーになったため、未精算・後払いにした。
2024年8月分の給与支給明細書の営業所控除として、未精算金22720円が賃金から差し引かれた。
経緯詳細:
①2024年7月30日(火)朝7時前、乗客指示の目的地である海老名市上郷に到着し、運賃22720円を請求をすると、乗客からクレジットカード支払いの申し出があった。
②数回クレジットカード決済を試みるが、決済機エラーが発生したため、クレジットカード決済ができなかった。
③乗客が他の支払い方法がないと言うので、板橋営業所に電話して、乗客の免許証を写真に撮り、乗客の言う電話番号に確認電話をし、22720円を未精算・後払いにした。
④2024年8月27日(火)、2024年8月分の給与支給明細書の営業所控除として未精算金22720円が控除された。
⑤板橋営業所職員に確認すると、未精算金は、賃金控除として一旦乗務員が支払い、支払いがあった時点で返金するという営業所ルールになっているとの返事があった。
⑥この時点で、このルールについては、会社から一度も説明されたことはないし、控除を承諾したこともなかった。
⑦2024年8月30日(金)、板橋営業所3課課長と話をし、未精算金の営業所控除は「私は労働基準法違反の可能性があると思う。会社は、コンプライアンスとよく言うが、憲法含めてすべての法令を守ることがコンプライアンスである。この問題を組合とし取り組んでもらう。返金してほしい。このルールをやめてほしい。」と伝えた。
⑧課長からは「返金対応したい。ルールをどうするかはすぐには言えない。」との返答があった。
⑨2024年9月7日(土)、板橋営業所職員から乗客から入金があったと連絡があった。
⑩2024年9月9日(月)、板橋営業所から営業所控除22720円が現金で返金された。
国際自動車残業代未払い裁判の最高裁判決(2020.3.30)から5年になります。
最高裁判決から5年になる今、国際自動車残業代未払い裁判を振り返ります。
コンプライアンスとは、「法令遵守」を意味する言葉であり、社会的なルール・規範を守ることを指します。
会社は、コンプライアンスを語る以上、労働基準法をはじめとした労働法を遵守しなければなりません。
そして、労働組合には、それを監視する役目があります。

タクシー運転手に残業代を払え!〜国際自動車事件、最高裁で勝訴(2020.3.30)
最高裁判決の報告集会(2020.3.30)
暁法律事務所(指宿昭一)
歩合給算定で残業代を控除 最高裁「労基法趣旨沿わず」(日本経済新聞)
残業分歩合減、運転手と和解金4億円で合意 国際自動車(朝日新聞)
タクシー運転手「実質残業代ゼロ」は違法 最高裁「割増賃金の本質から逸脱」(弁護士ドットコム)
最高裁判所判例集
平成30年(受)第908号 賃金請求事件
令和2年3月30日 第一小法廷判決
平成30年(受)第908号 賃金請求事件
令和2年3月30日 第一小法廷判決(PDF)
最高裁勝利判決(2020.3.30)










東京地裁勝利判決(2015.1.28)









2025春闘要求書を提出しました。
2025年3月11日(火)15時から大田産業プラザにおいて、団体交渉を開催し、2025春闘の要求書を提出しました。
一時金は、一律10万円2回を要求しました。
物価高騰の中、最低でもこれだけは必要という額を要求しました。
加えて、昨年のように有休休暇を取ると一時金が減額されるという労基法に反することを行わず、有給休暇の取得に関係なく、全員に一律で支給することを要求しました。
●労働基準法第136条
「有給休暇を取得した労働者に対して、賃金の減額その他不利益な取扱いをしないようにしなければならない」

団体交渉議事録
2025年3月11日に春闘に関する団体交渉を行いました。
下記はその際の議事録(概要)です。
日 時 2025年3月11日(火)15時~16時30分
場 所 大田産業プラザ会議室
出席者
会社側:安原氏、中村氏、安藤所長、本江所長
当組合:帆足、荒川、佐藤、谷川、石川
要求1.生活支援金
【当組合】
生活支援金として、一律10万円を年2回(4月と10月)支給を要求します。
労働基準法大136条には「有給休暇を取得した労働者に対して、賃金の減額その他不利益な取扱いをしないようにしなければならない」とありますので、有給休暇の取得に関係なく、全員に一律で支給することを要求します。
国際労働組合の申し入れ書には会社は増収・増益とのこと、この物価高で皆生活には
苦しんでいます。ぜひ満額回答をお願いします。
【会社】
コロナで会社は赤字の時も乗務員の皆様の為に支給をしてきました。
極力皆さんの生活を応援できるように現在検討しております。
【当組合】
満額回答でない場合はその理由を具体的に明らかにしてください。
要求2.交通費の支給を要求します。
【当組合】
1乗務あたり、日本交通では600円 大和交通では560円が支払われている。
kmでも支給してください。
【会社】
他社とは歩率等含め賃金制度に違いがあり、総合的な判断の基に決めている。
要求3.法律で定める年5日の有休取得時は、公出併用にしてください。
【当組合】
日本交通では、これが実現されているので、kmもお願いします。
これを実施すれば稼働率は向上すると思われます。
【会社】
稼働率は向上するかもしれないが、同時に弊害があるかもしれないので簡単には実施できないが、会社としては検討している。
要求4.メーター検査、救急救命の講習参加時は、服務手当の支配を要求します。
*時間の都合で要求のみとしました。
要求5.キャンセル料の運用
【当組合】
エスライドはキャンセル料の徴収を実施しています。
何故、それが乗務員には還元されないのか?
【会社】
エスライド運営側が決めたことではあるが、お客様からキャンセル料がエスライドに支払われ、従業員に支払われないのは問題であるという意見があることは担当部署に伝える。
要求6.無事故手当制度の導入を要求します。
【当組合】
他社では手当を実施しているところもある。昨年は「検討したい」との事でしたが、
検討結果はどうですか?
【会社】
ずいぶん昔は実施していたが当時の乗務員側からの声もあり排除された経緯がある。
改めて実施するには原資の問題もあり簡単には結論が出せない。
【当組合】
石井社長の年頭挨拶にあるように無事故は大切な問題。
〇キロ安全運転したら〇円無事故手当ということも含めて検討してください。
【会社】
検討します。
以上
全労第14回定期総会(2024.11.23)のご報告
全労は、2024年11月23日(土)15時からJR大森駅近くの大田区の入新井集会所会議室で第14回総会を開催し、組合員43名(出席18名+委任状25名)の参加で成立しました。
●総会次第
<開会宣言>西野書記長
<執行委員長挨拶>帆足委員長
<来賓ご紹介>
・指宿昭一弁護士(暁法律事務所)
・谷田和一郎弁護士(谷田法律事務所)
・首都圏なかまユニオン伴幸生委員長
・首都圏なかまユニオン石川正志
<大会開催資格確認>
<議長選出>
<議事>
・活動報告
・2023年度会計報告
・2023年度会計監査報告
・2024年度予算案
・組合規約改定案の提案
・質疑応答
<選挙管理委員選出>
・役員改選
<議長解任>
<閉会宣言>西野書記長
この1年間の組合員の拡大の事例が、世田谷営業所、板橋営業所、羽田営業所から報告されました。
総会議案が賛成多数で可決されました。
今年は、2年に一度の執行委員会の改選年のため、新しい執行委員会が選挙で選出されました。
新執行委員会には、以下の組合員が選出されました。
委員長:帆足伸也(世田谷営業所)
書記長:西野誠一(羽田営業所)
執行委員:荒川幸一(羽田営業所)
執行委員:佐藤淳(羽田営業所)
執行委員:谷川幹夫(板橋営業所)
会計監査:坂本龍(羽田営業所)
会計監査:田中君代(羽田営業所)
指宿昭一弁護士からのメッセージ
国際全労第14回大会開催、おめでとうございます。
タクシー労働者の権利を守るための日々のみなさんの闘いに敬意を表します。
タクシーは公共交通機関であり、タクシー労働者は社会を支える重要な仕事です。にもかかわらず、労働条件が不安定で、安心して生活できる賃金が支払われているとはいえません。タクシー労働者の賃金・労働条件を守る闘いは、他の産業の労働者の賃金・労働条件を守る闘いにつながっています。
国際全労は、実質的な残業代ゼロ制度を告発して裁判闘争を闘い、一度目の最高裁判決では破棄差戻判決を受けたものの、2度目の最高裁で逆転勝訴した歴史を持つ労働組合です。この闘いは、全国のタクシー労働者と全産業の労働者を励まし、労働者のいのちと権利のために、残業代ゼロ制度を認めてはいけないという闘いを作り出しました。今も、全国で、この闘いに続いて闘っている労働者、労働組合が存在しています。
ぜひ、日常的な地道な闘いを通じて、国際自動車のみならず、全国のタクシー労働者と全産業の労働者の権利の前進を勝ち取ってください。
共に闘っていきましょう。 弁護士 指宿昭一



団体交渉報告(2024.9.27)
実施日 2024年9月27日(金)14時~16時
場 所 大井町駅近くの会議室
出席者
会社側:本社・安原氏、T1中村社長、本江所長、安藤所長
当組合:帆足、荒川、谷川、石川(上部団体・首都圏なかまユニオン)
議案1
FAXではなく、メールでのやり取りにしましょう。
【会社回答】
FAX送信先を本部事務所と世田谷営業所・帆足宛に行う。
議案2
会計資料
前回の回答は開示情報を検討するとの事でしたが、検討の結果は?
【会社回答】
前回団交後の掲示物に関して、内容違いや本来公にすべきでない部分まで掲示していたことは遺憾だ。
会計資料の情報開示は保留する。
議案3
ZOOM
コロナ対応もあるので、ZOOMでも参加できる体制を。
【会社回答】
現状通り対面で行う。
議案4
未収金の乗務員立て替えについて
決済機器の不良などによりお客様から料金収受が出来なかった場合に未収金として処理されますが、
お客様から当月内に支払われない場合、相当額が給与から控除されます。
これは労基法24条1項の賃金全額払い義務の違反ではないでしょうか?
回答の内容によっては労基署に相談します。
【会社回答】
2024年10月11日(金)までに以下回答する。
①基本ルール及び確認できている板橋と羽田に関して発生経緯の実態調査を行う。
②今後未収金処理に関する取り扱いをどのようにするかを回答する。
*但し、②は期限内にどこまで確認できるか不明である。
議案5
帰庫時間が迫っている場合に高速使用を会社負担にできないか?
ETCコーポレートカードには利用額に応じた割引がある。
本来なら各乗務員より徴収した高速代から割引による余分な金額を返却するべきではないか?
返却しないのであれば、帰庫時に高速利用が不可欠な場合はその費用を会社負担にできないか?
【会社回答】
還元等は考えていない。高速の会社負担は様々な観点から総合的に判断すべく検討していく。
議案6
ナビゲーションについて
最新のナビは不良が多く、実証実験の結果等導入経緯を説明してほしい。
【会社回答】
開発部署にて改善に向けて鋭意努力している。
議案7
LPガス補給 24時間体制に。
現状0時30分~0時まで
前回回答は「現行の通りとしますが、引き続き検討します。」との事でしたが、検討結果は?
ガス充填は保安責任者がいれば誰でもできるようです。24時間でなくても、ナイトの出庫する
夕方1時間でも充填できる体制をとることは可能ではないか?
【会社回答】
要望として検討します。
以上
団体交渉報告(2024.3.22)
2024年3月22日(金)に春闘に関する団体交渉を行いました。
下記はその際の議事録です。
出席者
会社側:安原氏、中村氏、安藤所長、本江所長
組合側:帆足、荒川、田中、石川
場 所:大森の貸会議室
時 間:16時~17時
1.生活支援金
【当組合】生活支援金として、10万円を年2回(4月と10月)の支払いを要求します。
要求金額の根拠
売上金の増加の大体の平均を5000円とすると
5000円×30日×12ヶ月×(2119台×0.7)
=2,669,400,000
この金額の40%は、約10億円になります。
要求している1人20万円の金額は、
20万円×4,475人=約9億円になります。
【会社】タクシー部門は赤字です。
理由は、稼働率の問題と設備投資 羽田、三鷹
そしてシステム開発費に多くの費用がかかっている。
【当組合】羽田、三鷹の修復は以前から決まっていたことであり、理由にするのはおかしい。
システムを優先するなら、ナビを急ぎ善処すべき。
官報では、まったくわからない。会社の実態が分かるようにしてもらいたい
【会社】全労に、何を開示するか検討中です。
2.交通費の支給を要求します。
【当組合】1勤務あたり、日本交通600円、大和交通560円が支払われている。
kmでも支給してください。
【会社】kmは、歩合給での支払い。日本交通とkmは、賃金制度が違うので、支給できない。
【当組合】賃金制度が、どう違っているからkmは出せないのかを具体的に明らかにしてください。
新人採用に当たって、交通費が支給されないというと、受ける人が少なくなってくるのではないですか?
3.法律で定める年5日の有休取得時は、公出併用にしてください。
【当組合】日本交通では、これが実現されているので、kmもお願いします。
【会社】稼働率が下がるので、対応できない。
4.メーター検査、救急救命の講習参加時は、服務手当の支配を要求します。
【会社】基本給で支払っているので、支払いません。
5.キャンセル料の運用
【会社】実態を把握して対応します。
6.無事故手当制度の導入を要求します。
【当組合】他社の例を紹介して、kmもこの制度の導入をお願いしたい。
〇京北自動車交通㈱(豊島区) ・交通費(9,300円/月)、 無事故手当(15,000円/1乗務)、 愛車手当(100円/1乗務) 〇天竜交通㈱(品川区) ・無事故手当(5,000円~15,000円) 〇明治交通㈱(北区) ・無事故手当(25,000円) 〇東京梅田交通㈱(足立区) ・無事故手当(5,000円) 〇名鉄西部交通㈱(愛知県名古屋市) ・無事故手当(12,000円/月)、 サービス手当(6,000円/月)、 通勤手当(4,500円/月) |
【会社】 検討したい。
団体交渉報告(2024.2.20)
2024年2月20日(火)団体交渉議事録
時間:15時30分~17時
場所:大田区産業プラザ
参加者
会社:安原氏、中村氏(タクシー全体の統括部長)、羽田・本江所長、世田谷・安藤所長
組合:帆足、西野、荒川、佐藤、谷川、石川(首都圏なかまユニオン)
議題1
FAXではなく、メールでのやり取りにしましょう
当組合「引き続き検討してほしい。」
議題2
会計資料を出してもらえませんか
当組合「前回の団交で出せるかを検討してもらえることになっていた。」
会社側「3月の決算以降に出したい。」
議題3
ZOOMの活用はできないか
当組合「引き続き検討してほしい。」
議題4
労働環境設備の修復等に関する問題
当組合「新たに施設管理課ができて、営業所の補修含めて順当になって行くと思っていましたが、まだ厳しいですか?」
会社側「厳しいと言うと、例えば?」
当組合「世田谷は照明の補修をお願いしていた。稲田課長に切れている箇所の写真を撮って渡してあったが、稟議を上げたが通らなかったと回答があった。まだ全然補修されていない。」
会社側「4名体制とプラスアルファでやっている。今、羽田は大工事をやっている。三鷹もやる。
順繰りでやっていて、その中の一環として一気に直した方が早いという考え方もある。確認はしますが、そういう意味では動き出している。巡回もしている。要望も聞いている。順番とか、予算の付け方をトータル的に判断している。」
当組合「大きい所は順繰りとは思うが、細かい箇所は随時やってもらいたい。できれば早急に直してもらいたい。夜に洗車する時、暗いと汚れや傷がわかりづらい。後は風呂です。」
会社側「それも世田谷の件?」
当組合「羽田もそうです。」
会社側「それも全体の中で考えている。まずは雨漏りからということで進みだしていることは理解してほしい。」
当組合「羽田の風呂は大改修と一緒にやるのですか?」
会社側「設備と外壁は別でやると考えている。専門家とやり方を検討している。」
当組合「使えないシャワーが何箇所かある。所長も風呂の現実を把握してほしい。仕事で疲れて帰ってきて、風呂に入って元気を取り戻すことを最優先にしてほしい。」
会社側「聞いたら見に行っている。それはよくわかります。できる限りは対応したい。」
当組合「都度、都度やるより一括してやったほうが先々得なのでは?」
会社側「設備は、直さなくてもいいとは思っていまない。本社に上げているが、業者のスケジュールと合わなかったりする。基本的な姿勢は、風呂にしろ、照明にしろ、言われる通りだと思っている。」
当組合「せめて工程表を出してほしい。細かい部分も含めて、業者と交渉中とか、いつ頃までに修復の予定という程度で構わない。」
会社側「スケジュールは我々もはっきりした所はつかめない。」
当組合「手を付けようとしているという意思表示を乗務員に見せることが大事。」
会社側「団交やっているのだからそれは組合の役割。」
当組合「会社が出しづらいのなら、この項目は現状こうなっているとか、会社からこういう回答になっているかを組合で掲示します。事前に所長に確認してもらいます。」
会社側「運賃改定の時の3%は、車載機とか電子決裁のための3%となっているはず。」
当組合「そこだけに限定ですか?」
会社側「国はこれに使えと書いていないが、いろんな所で言われているのは、施設とは書かれていない。もう一度確認してほしい。」
当組合「施設も含めてだと思っていました。会社がそう判断した根拠を具体的に示してください。」
会社側「こちらで探します。」
当組合「簡単な工程表は、こちらで作成して、所長に了承してもらい、掲示します。」
議題5
ライドシェア対策はどのように考えているか?
当組合「4月から実施なんですか?」
会社側「4月からは日本型ライドシェアで、タクシー会社が募集して雇い、安全教育をする。一般のライドシェアとは違う。6月に全面解禁という話もあるが、政治がどっちの方向を向いているかわからない。政治は全面解禁に向けて動いているように思う。日本型ライドシェアにしても、安全教育にどれだけのお金がかかるか、保険料もどうなるかもわからない。決まってない中で、やれる会社は限定的になると思う。日本交通は、日本型ライドシェア用のアプリを開発している。国際がいつからやるかは、見定めないとわからない。国土交通省は白タクを認めるようなものという見方もあるし、銀座の乗禁地区がどうなるのとか、ドライバーの夜の稼ぎがなくなるのとかある。乗りたい時にタクシーがいないという議論がある。東京でも新宿、渋谷、世田谷、目黒の朝7時から9時までが一番いないと言われている。業界全体としては、タクシーがいないと言われるなら、タクシーはそこに向かおうよ、お客様の利便性に答えることをまずやろうという考えで動いている。」
当組合「世田谷ではまだ出てないと思うが、羽田では、ライドシェア用に点呼時間を一部空けるという話が出ていると聞いた。」
会社側「朝の時間帯は、シフトの入れ替わりでタクシーが少ないので、シフトを業界全体でずらしていこうという流れがある。国際は、隔勤G勤H勤I勤で40%弱あるが、15%ぐらい増やして、その時間帯に他社も含めて50%ぐらい動くようにしようするためのシフト移動の話はある。」
当組合「その話がうまく伝わっていないのかな?」
会社側「本当にライドシェアをやる時は、大々的に組合にも説明します。いろいろな動きが出きたので、通常のシフト移動で対応できることをやろうとしているが、本当のライドシェアをやる時は、会社の方針を組合にも乗務員にもわかるようにわかりやすく説明します。まずはやれることをやるというのが今の考え方。」
当組合「シフト変更をしてほしいという話ですね。強要ではないですよね。家庭の都合とか、通勤の都合があるから。」
会社側「協力してくださいというスタンス。ライドシェアになってしまうから、そこは折り合いをつけたい。」
議題6
LPガス補給を24時間体制に。現状0時30分から12時まで。
当組合「世田谷と羽田のLPガスの営業時間の件ですが、前回の回答は、検討しますとなっていましたが、結果はどうですか?」
会社側「できれば拡げられればいいという考えはあるが、人の問題がある。儲かる儲からないで言うと儲からない。他からも要望が出ているので、やらないとは言い切れない。今またどんどん閉鎖しているので、余計に確保が大事になっている。経営が別会社になっているが、検討はしている。いつまでとは言えないが、何もしないわけではない。」
当組合「やめる所があれば、そこから人の確保ができるのでは?」
会社側「近い所という考えもあるのでなかなか難しい。要望が強いのは理解している。」
当組合「引き続きお願いしたい。」
議題7
帰庫時間が迫っている場合に高速利用を会社負担にできないか?
当組合「前回検討しますとなっていたが、結果はどうですか?」
会社側「シュミレーションはやってはいるが、なかなかいい数字が取れない。」
当組合「いい数字の意味がわからない。」
会社側「開けるとどれだけ収支が上がるか。元々乗務員の100%負担から始まって徐々に開けてきた。」
当組合「高速代に割引があることが根拠になって、そこに原資があると言っている。帰庫に間に合わなくなった場合の最後の高速代を会社負担にしてほしいということ。例えば、最後に三茶あたりで乗せて足立だったら、自腹でないと帰れない。そこを会社負担にしてほしいということ。」
会社側「証明が難しい。」
当組合「行程表見ればわかるから、判断は班長にしてもらえばいい。」
会社側「また別の火種になるかもしれない。これ、帰れんだろうと言う話になってしまう。」
当組合「割引金額がいくらかを教えてほしい。はっきりさせる必要がある。」
会社側「それだとどれだけ投資しているのかという話になる。厳密に出せないのでは?全体で割引きなんてボリュームディスカウントの話だから出す必要がないと考えている。」
当組合「高速代を払っているが、いくら戻ってきていますか?と聞いている。どうして出せないか説明してください。」
会社側「その理屈を今持ってないからわからない。」
当組合「では調べて答えてください。いいですか?」
会社側「どういう仕組みになっているか、まずは調べます。どこにお金を使うかという判断で優先順が出てくるので、議論を細かく詰める必要があるかなと思っている。」
当組合「人によっては、自腹で日に2千円、3千円使う人もいるのだから、せめて帰庫に間に合わなくなった場合の最後の高速代を会社負担にしてほしいということ。班長に判断を任せるとトラブルと言うなら、ルールを決めればいいだけのこと。」
会社側「曖昧なルールで運用すると余計な議論が出てくるかもしれない。開いてない所を開けるというのではなく、最後の1本のこと?」
当組合「最後の1本はすべて会社負担にしてくれればいいけど、降車のエリアで会社負担にするというルールをつくればいい。」
会社側「会社が経費として払うと腹を括るしかない。」
当組合「たたき台をつくってもいい。簡単な話で高速を使えば帰庫時間に間に合う。帰庫時間オーバーを軽減できて会社にとってもメリットがある。そんなに難しいことではない。」
会社側「そこには不確実要素が3つくらいある。需要の確実性、インセンティブになってもう1本やろうと気持ちになるのか、現状のものがあってそれより良くなるのか、経費が出てくる。その辺の所となかなか測りづらい。もう1本やろうというモチベーションになれば会社として理想だけど、モチベーションにつながるのか、そこに需要があるのかという疑問がある。ここにいたら何分前に回送に入れろときっちり決めることになって締め付ける部分も出てくる。構想を練ってみたが難しい。」
当組合「どこかでやって見ればいい。一番いいのは、最後は会社負担でいいと言ってくれること。」
当組合「石川からお願いした件は、次回出してください。次回、ルールのシュミレーションを出します。できればどこかで実装実験をしてみたい。」
全労第13回定期総会のご報告
定期総会が過半数以上の出席と委任状で成立し、終了しました。
開催日時 2023年11月23日(木)
15時-16時30分
開催場所 入新井集会室会議室
帆足伸也委員長

指宿昭一顧問弁護士

谷田和一郎顧問弁護士

都圏なかまユニオン伴幸夫委員長

会社回答(2023.9.29)
9月13日に実施した団体交渉に於ける要求に対して会社側から回答がきました。
とても空疎で誠意のかけらもない回答でしたので、年内に再度の団体交渉を申し入れました。
