2025年3月11日(火)15時から大田産業プラザにおいて、団体交渉を開催し、2025春闘の要求書を提出しました。
一時金は、一律10万円2回を要求しました。
物価高騰の中、最低でもこれだけは必要という額を要求しました。
加えて、昨年のように有休休暇を取ると一時金が減額されるという労基法に反することを行わず、有給休暇の取得に関係なく、全員に一律で支給することを要求しました。
●労働基準法第136条
「有給休暇を取得した労働者に対して、賃金の減額その他不利益な取扱いをしないようにしなければならない」
団体交渉議事録
2025年3月11日に春闘に関する団体交渉を行いました。
下記はその際の議事録(概要)です。
日 時 2025年3月11日(火)15時~16時30分
場 所 大田産業プラザ会議室
出席者
会社側:安原氏、中村氏、安藤所長、本江所長
当組合:帆足、荒川、佐藤、谷川、石川
要求1.生活支援金
【当組合】
生活支援金として、一律10万円を年2回(4月と10月)支給を要求します。
労働基準法大136条には「有給休暇を取得した労働者に対して、賃金の減額その他不利益な取扱いをしないようにしなければならない」とありますので、有給休暇の取得に関係なく、全員に一律で支給することを要求します。
国際労働組合の申し入れ書には会社は増収・増益とのこと、この物価高で皆生活には
苦しんでいます。ぜひ満額回答をお願いします。
【会社】
コロナで会社は赤字の時も乗務員の皆様の為に支給をしてきました。
極力皆さんの生活を応援できるように現在検討しております。
【当組合】
満額回答でない場合はその理由を具体的に明らかにしてください。
要求2.交通費の支給を要求します。
【当組合】
1乗務あたり、日本交通では600円 大和交通では560円が支払われている。
kmでも支給してください。
【会社】
他社とは歩率等含め賃金制度に違いがあり、総合的な判断の基に決めている。
要求3.法律で定める年5日の有休取得時は、公出併用にしてください。
【当組合】
日本交通では、これが実現されているので、kmもお願いします。
これを実施すれば稼働率は向上すると思われます。
【会社】
稼働率は向上するかもしれないが、同時に弊害があるかもしれないので簡単には実施できないが、会社としては検討している。
要求4.メーター検査、救急救命の講習参加時は、服務手当の支配を要求します。
*時間の都合で要求のみとしました。
要求5.キャンセル料の運用
【当組合】
エスライドはキャンセル料の徴収を実施しています。
何故、それが乗務員には還元されないのか?
【会社】
エスライド運営側が決めたことではあるが、お客様からキャンセル料がエスライドに支払われ、従業員に支払われないのは問題であるという意見があることは担当部署に伝える。
要求6.無事故手当制度の導入を要求します。
【当組合】
他社では手当を実施しているところもある。昨年は「検討したい」との事でしたが、
検討結果はどうですか?
【会社】
ずいぶん昔は実施していたが当時の乗務員側からの声もあり排除された経緯がある。
改めて実施するには原資の問題もあり簡単には結論が出せない。
【当組合】
石井社長の年頭挨拶にあるように無事故は大切な問題。
〇キロ安全運転したら〇円無事故手当ということも含めて検討してください。
【会社】
検討します。
以上